父は子のために隠し、
子は父のために隠す。
直きことその中に在りと。
『論語物語 / 下村湖人(著)』(講談社学術文庫)を読み終えた。
今日は出張だったので、バス、電車の中で本を読み放題。
恩田陸さんの『上と外』が未だ第4巻を読み終えたところで、
続きの第5巻・第6巻を読みたかったのだがamazonからまだ手元に届いていない。
迷わず本書を鞄に詰めて出かけた。幸せな一日だった。
ただ好きな読書にいそしんだだけでなく、素晴らしい書に出会った。
論語の解説書によくある原文を載せてその後に解釈を加えるパターンではなく、
現代語訳の物語に仕上げてある。
文章が非常に平易で読みやすい。
読みやすく分かりやすいのは名文の証明。
しかも、面白いとなれば尚更である。
名著といえる。
今日中に片付けなければならない仕事があるのに、
家に帰ってから2時間ばかりかけて残りを読み切ってしまった。
そうせずにはいられない面白さがある。
しかし、もうこんな時間。
『上と外』第5巻・第6巻が手元に届いたが、
明日以降に読むこととしてそろそろ仕事に取りかかろう。
夜中には片付くか?
この歳で徹夜はちと辛い・・・・・・・(^^;)