佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

ドラッカーの教えどおり、経営してきました

一番困る社員はどういう社員ですか――?

そう聞かれたら、私は躊躇なくこう答える。

「それは、やらなくてもいい仕事を完璧にこなす社員です」

                             (本書P34より)

 

ドラッカーの教えどおり、経営してきました』(酒巻久・著/朝日新聞出版)を読みました。ある会合で酒巻社長ご本人と話をする機会があり、しばらくお話をさせていただきました。初対面にもかかわらず気さくにお話をして下さったうえに、後日、ご本をサイン入りで送ってきて下さいました。感激です。

まずは出版社の紹介文を引きます。


社長としてキヤノン電子を利益率10%超の高収益企業に変えた著者は、実はキヤノンに入社以来のドラッカリアン。初任給で『経営の適格者』を購入して以来、座右の書として仕事、経営に取り組み、成果を上げてきた。ドラッカーの思想を、実際の仕事、経営にどのように落とし込んできたかを、すべて実例を挙げながら解説していく。ドラッカー思想のエッセンスが現実の経営を通して理解できる、画期的な入門書。


 

 

会社を経営していく上で啓発されることがらが随所にちりばめられており何度も頷きながら読ませていただきました。未だ読み込みが浅いためもう一度読み直しながらよくよく考えてみる必要がありそうですが、とりあえず以下のことを心に思い定めたいと考えます。「見当違いでない方向に向かって、達成すべき目的を定め、目的達成のために成すべきことを道理にかなった形で考え実行する。実行にあたってはぶれないこと、人事が肝であること、コミュニケーションが大切であることに心すべし」と。