佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

新開地『グリル一平』で「ヘレビーフカツ(130g)」でビールを飲み、『喜楽館』で落語を聴く

2022/09/25

 今日は新開地『喜楽館』の夜席で露の紫さんが取りを務められるということで聴きに行った。露の紫さんは呑み友である。

 開場一時間前に新開地に着き夕食を『グリル一平』で取った。オムライスもうまいがビールを飲みたかったので「ヘレビーフカツ(130g)」にした。こいつを肴にキンキンに冷えた生ビールをやるとたまらない。当然、ビールは一杯でおさまらずおかわりしたのは言うまでもない。

『喜楽館』は『グリル一平』のあるビルの目と鼻の先、すぐ向かいにある。一八時半から開演された。今宵は「特染落語会」と題し、企画者で出演者の林家そめすけさんによると「二十年以上前ですが、私(林家そめすけ)の師匠・林家染丸は、若手研鑽会を開いておりました。私も、当時の師匠と同じような年齢になり、療養中でなければ、私の師匠はこのような会を開いたのではないかという思いで、企画させて頂きました」とのこと。

 演し物は次のとおり。

  • 桂 笑金   「犬の目」
  • 林家そめすけ 「通天閣に灯がともる」
  • 豊来家 幸輝  太神楽曲芸
  • 笑福亭 仁智 「源太と兄貴」

    ( 仲 入 )

  • 桂 文三   「東の旅もきとり」
  • 露の紫    「手向け茶屋」

   三味線 はやしや絹代 はやしやなな

 

 見事だったのはやはり笑福亭仁智さん。さすがは上方落語協会会長。テレビCMの「夢グループ」のいじりから、近鉄バッファローズの話で会場を温めておいて、鉄板ネタの「源太と兄貴」につなぐあたり憎いねぇ。いやぁ、腹を抱えて笑わせていただきました。

 取りの露の紫さんの演目は「手向け茶屋」。はてどこかで聴いた噺だなと思ったら、江戸落語でいう「お見立て」でした。「てこづる姐さん」に惚れて通い詰める垢抜けない田舎者をつれなく袖にする噺なので、演じようによっては嫌味になりかねないところを、紫さんの人柄というかキャラで明るく仕上がっていた。上方らしく「知らんけど」という言葉を効かせてさらにおかしみを増していた。聴き応え十分でした。