2023/02/15
『関西で飲もう 京都、大阪、そして神戸』(太田和彦・著/小学館文庫)を読んだ。
まずは出版社の紹介文を引く。
酒を愛し、肴を楽しみ、人を愉しむ
『太田和彦の居酒屋味酒覧』『居酒屋百名山』で知られ、居酒屋の本を何十冊も書いてきた「居酒屋の巨匠(本人豪語)」が、関西の優れた食雑誌「あまから手帖」から受け取った一本の電話―――。「関西の居酒屋を取材連載しませんか」と。
電話口の太田和彦氏は…「あんたはん、よう知っとるつもりらしいけど、まだまだでっせ、まあ来てみなはれ(本人意訳)」と受け取り、果敢に関西の食文化へ挑む。
東京とはちがう肌合いの居酒屋、二の足を踏み、敷居の高さを感じる割烹、そして、酒場を描いた切り絵作家、故・成田一徹氏の作品を手に訪れた名店バー…これは、関西のより奥深い居酒屋文化、飲食文化への挑戦の物語である。【編集担当からのおすすめ情報】
関西の食雑誌「あまから手帖」とタッグを組んでの居酒屋の巨匠・太田和彦氏の関西食文化への挑戦レポート。東京とは肌合いの違う居酒屋や、敷居の高そうな割烹、そして名店バー…に一度は抗いながらも、あらたな発見やときめきや出会いがあり、ますます関西のとりこになっていく。
太田和彦氏の居酒屋紀行ものは過去何冊も読み、あちこち旅したときに訪れる店を考える際の参考にしている。本書もそうした一冊として購入した。うれしいことに私の住む関西の名店紹介ときた。居酒屋編、割烹編、バー編と三つのカテゴリーに分かれている。私が注目するのは居酒屋だが、少し敷居は高いがもちろん割烹にも行きたい。バーは居酒屋で飲んだあとの気分次第だ。いつものように未だ行ったことのない店にはGoogleMapに☆印をつけていった。これで準備は万端。さていつ行こうか。早く行きたいと気がはやる。
本書で紹介された店(文中にチョイと出てきた気になる店も含めて)をリストアップしておく。私が既に行ったことのある店には※印と訪問日を記載する。
【居酒屋】
- おおさか料理 淺井東迎(大阪市中央区心斎橋筋)※2018年1月24日訪問
- 旨い料理 旨い酒 じょうじ(大阪市東成区)
- 亀は萬年(豊中市曽根西町)
- 酒肴 哲(大阪市中央区日本橋)
- ばんぶ(神戸市中央区)
- 才谷梅太郎(神戸市中央区)
- 季節一品料理 藤原(神戸市中央区)※2022年6月30日ほか10回ほど訪問
- 祇園 河道(京都市東山区)
- むろまち 加地(京都市下京区)
- ながほり(大阪市中央区上町)※日付不明も15年ばかり前に一度訪問
- 酒菜屋 なないろ(大阪市中央区島之内)
- 明治屋(大阪市阿倍野区)※2022年1月14日ほか店舗移転前を含め過去10回ほど訪問
【割烹】
- さか本(大阪市北区堂島)
- 島之内 一陽(大阪市中央区島之内)
- 割烹 味菜(大阪市北区曽根崎新地)
- 弧柳 継心(大阪市北区堂島)
- 旬鮮和楽 さな井(大阪市中央区東心斎橋)
- なにわ料理 有(大阪市北区東天満)
- たん熊北店 京都本店(京都市中央区)
- 祇園 おかだ(京都市東山区)
- 炭火割烹 いふき(京都市東山区)
- 割烹 さか本(京都市東山区)
- 浪速割烹 㐂川(大阪市中央区道頓堀)
【バー】
- Bar Hardi(大阪市北区曽根崎新地)
- Bar Whiskey(大阪市中央区道頓堀)
- 祇園サンボア(京都市東山区)
- 北サンボア(大阪市北区曽根崎)※日付不明も4年ばかり前に訪問
- 呂仁タバーン(守口市本町)
- SAVOY北野坂(神戸市中央区)
- YANAGASE(神戸市中央区)
- Bar Main Malt(神戸市中央区)
- Bar Moon-Lite(神戸市中央区)