佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

姫路京口『うなぎ七輪亭』

2023/12/30

 昨日、娘夫婦が帰ってきた。転勤で東京に住んでいるので鰻のうまい名店はたくさんあるだろう。しかし、姫路にもそんな名店に負けない店があるので連れて行った。京口にある『うなぎ七輪亭』がその店だ。

 

 一年ほど前に開店したばかりなので、まだそれほど有名ではない。店構えももともと焼鳥屋だった店舗だそうで、あまり高級感はない。しかしこの店の鰻はうまい。私もそれなりにあちこちの店で鰻を食べてきたが、私にはこの店の鰻がいちばんうまいと思える。身はふんわり、皮がパリッとしているのだ。つまり焼きが素晴らしい。使っている鰻自体もよいのだろう。店主の説明によると愛知県西尾市一色町産の新仔うなぎなのだそうである。焼く前のものを見せてもらったが、すばらしい鰻であった。下処理も丁寧にしてある様子。素人目にもこれはよい鰻だと分かる。

 骨せんべいと漬物を肴に酒を飲みながらゆったりと焼き上がりを待つ。酒は福井県の「黒龍」が置いてあった。福井県は女将さんの郷土なのだとか。

 まずは鰻そのものの味を確認するために白焼きをいただき、その後蒲焼きをうな重にしていただいた。

 やはりうまい。つれ合いも娘夫婦もこの店がいちばんということで意見が一致した。