佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

トンテキで「諏訪泉 純米吟醸 満天星」とやる

2024/03/05

 本日の厨房男子。

 夕餉に甘辛しょうがにんにくしょうゆ味のトンテキを作った。付け合わせは菊菜、青じそ、セロリのサラダドレッシング和え。

 酒は「諏訪泉 純米吟醸 満天星」。3年間眠らせた吟醸酒である。本来、燗のほうがうまい酒だが、今日は冷やでやってみた。熟成のまろみがありつつ、後切れの良さがあるので食中酒としてよろしい。トンテキのように主張の強い味にも負けることなく旨味の相乗効果を醸す。

〆は玄米ごはんともち麦の味噌汁。もち麦の味噌汁はつれ合いの知人からいただいたもの。福崎町のもち麦と、養父市小佐の赤米を使った即席みそ汁で養父市八鹿町の八鹿鉱泉の賞品らしい。食物繊維たっぷりなので腸に良いのだとか。即席の味噌汁ながら、もち麦の芳ばしい風味がありなかなかうまい。

 

『カフェ・ド・ムッシュ 姫路店』のモーニングセット「キャンディー」

2024/03/05

 今日は行きつけの医院で採血検査。朝食は抜かねばならない。9時開院直後に医院に到着し、早々に診察を終えた。血圧は正常であった。血液の検査結果は後日。

 空腹を満たすべく『カフェ・ド・ムッシュ 姫路店』へ向かった。以前からボリューム満点のモーニングセットが人気だと噂に聞いていた店である。10時頃に到着したのだが店の前の駐車場は満車状態。道路を挟んで向かいの第三駐車場に駐める。そうとう繁盛している様子である。

 カウンター席に陣取り、一番人気だというモーニングセット「キャンディー」を注文した。

 噂に違わぬボリューム。アーモンドトースト、卵とハムのサンドイッチ、野菜のサラダ、ポテトサラダ、ハム、オムレツ、スパゲッティが一皿にてんこ盛り。女性だと食べきれない人が多いのではないだろうか。それにこの糖質の多さはどうだ。悪魔的である。しかしそれがイイ。「シリアルと野菜サラダだけ」などという意識高い系女性が好みそうな鶏の餌みたいな朝食などまっぴら御免である。血液検査の結果は未だ分からないが体調はよい。おいしいものを好きなだけ食べる幸せを今は楽しませていただこう。あ~~満腹。幸せ。

 

『イクサガミ 天』(今村翔吾:著/講談社文庫)

2024/03/05

『イクサガミ 天』(今村翔吾:著/講談社文庫)を読んだ。

 まずは出版社の紹介文を引く。

金か、命か、誇りか。
刀を握る理由は、何だ。
明治11年。深夜の京都、天龍寺
「武技ニ優レタル者」に「金十万円ヲ得ル機会」を与えるとの怪文書によって、腕に覚えがある292人が集められた。
告げられたのは、〈こどく〉という名の「遊び」の開始と、七つの奇妙な掟。
点数を集めながら、東海道を辿って東京を目指せという。
各自に配られた木札は、1枚につき1点を意味する。点数を稼ぐ手段は、ただ一つ――。

「奪い合うのです! その手段は問いません!」

剣客・嵯峨愁二郎は、命懸けの戦いに巻き込まれた12歳の少女・双葉を守りながら道を進むも、強敵たちが立ちはだかる――。

弩級のデスゲーム、ここに開幕!

 

 

 高校の先輩にして呑み友でもあるYさんからお借りした本。

 面白い。只只面白い。今村翔吾氏の本は羽州ぼろ鳶組シリーズの第一巻『火喰鳥』を呼んで夢中になり、以来、発刊されるごとに12冊を読んできた。他に『塞王の楯』、『童の神』、『八本目の槍』とどれを読んでもはずれなし。面白いことこの上なかった。本書も面白さという意味では同じだが、さらに純粋に面白さのみを追求しているという点で異彩を放つ。それは物語がぶっ飛んでいるからだ。

 時は明治。帯刀が許されなくなり、侍が侍であることの意味を見いだせなくなった時代。その時代に滅び行く侍たちのデスゲームが始まったという設定。天龍寺に腕に覚えのある者292名が集められ、各自に番号を振った木札が与えられた。「こどく」と名付けられた遊びで勝ち残った者に金十万円が与えられるという。当時の巡査の初任給は四円。年俸四八円というから、その二千年分を優に超える額である。「こどく」とは、参加者がそれぞれ持つ木札(一枚一点)を奪い合いながら東海道を辿って東京をめざせというもの。途中にいくつか関所が設けられ、その関所を越すためには設定された点数を持っていなければならないというゲームである。ゲームとは言え、おとなしく人に札を与える者などいるはずはなく、奪い合うことは殺し合うことに他ならない。主人公の剣客・嵯峨愁二郎は、ある目的のため「こどく」に参加することにした。たまたま参加者の中に十二歳の少女・双葉をを見てしまい、放っておけず双葉を守りながら東京をめざすことになった。果たして愁二郎は立ちはだかる敵を相手に、双葉を守りつつ東京へたどり着くことだできるのかという物語である。

 著者が「ただ面白く、大衆小説の王道を行く」と宣言したとおり、最高に面白いエンタメ時代小説に仕上がっている。凄惨な殺し合いシーンも、このゲーム性ゆえの非現実感があり、鬱々とせずワクワクしながら読める。読んでいて、その後どうなるか気になり、頁を捲る手がとまらない。読み終えた今、すぐに第二巻『イクサガミ 地』を手に取り読み始めた。

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「里芋のにっころがし」で「諏訪泉 純米吟醸 かすみ生原酒 杉の雫 きのこブーケラベル」をやる

2024/03/02

 本日の厨房男子。

 今日もいただいた野菜を使って調理。

 まずは「里芋の煮っころがし」。酒は「諏訪泉 純米吟醸 かすみ生原酒 杉の雫 きのこブーケラベル」。

 〆は「ブロッコリーと桜えびのペペロンチーノ」。

 

「分葱とあさりのぬた和え」で「出羽桜 純米吟醸 出羽燦々誕生記念 無濾過生原酒」をやる

2024/03/01

 本日の厨房男子。

 今日もご近所さん、知人からいただいた野菜をせっせといただいております。夕餉は分葱とキャベツをたっぷり使ったメニュー。

 まずは「分葱とあさりのぬた和え」。トッピングにピンクペッパーをあしらってみた。こういうのを食べると春が来たなぁという気がする。酒は「出羽桜 純米吟醸 出羽燦々誕生記念 無濾過生原酒」。「出羽桜」は私が三十歳代で出会った酒で、各地の地酒に興味を持ち始めるきっかけになった酒だ。蔵元の言葉を引くと ”山形を代表する酒米出羽燦々」を100%使用し、「オリーゼ山形(麹菌)」「山形酵母」と山形オリジナルの原料のみで醸した「山形」を最も感じられる1本” だということである。果物のように甘く爽やかな香り、やさしい旨味とやわらかな酸味、温まると味がボケるかもしれないが、キリッと冷やしてうまい酒だ。

 〆は「塩焼きそば」。具は豚肉、春キャベツ、分葱、鷹の爪。

 

鯨肉の生姜醤油焼きで芋焼酎「くじらのボトル 綾紫」をやる

2024/02/29

 本日の厨房男子。

 ご近所さんや知人からいろいろな野菜をいただいた。春キャベツ、大根、蕪、里芋、白菜、ブロッコリー、分葱など、食べきれないほどだ。毎食、いろいろな調理でいただくつもりである。

 夕餉に「鯨肉の生姜醤油焼き」を作った。付け合わせには春キャベツ。サッと塩茹でしてカレー粉で風味をつけた。久しぶりの鯨肉だが、生姜で臭みを消し、さらにカレー風味のキャベツと一緒に咀嚼すると肉の獣臭さも嫌味に感じない。むしろ生姜とカレー粉に負けない野趣を楽しめるというもの。かつてよく食べた懐かしい味がした。

 酒は焼酎「くじらのボトル 綾紫」の湯割りを合わせた。 

「里芋の味噌汁」。青菜は蕪の葉。

「春キャベツとセロリの浅漬け」。

「はりはり漬け」。これもご近所さんの手作りをいただいた。

ブロッコリーツナマヨソース焼き」。自家製粒マスタードをたっぷり使った。

 ごはんは玄米を炊いた。この玄米も知人からいただいたもの。