確か太田和彦氏の居酒屋紀行で紹介された店だ。場所は中区錦３−１３−３２第４錦ビル３Ｆ、通称「錦３」にある。ドアを開けると落ち着いた雰囲気。高級感をねらっているわけでもなく、かといってノスタルジックな雰囲気でもない。バーらしいバーと云ったところか。若いバーテンが二人。まずはジントニックを注文。基本どおりの味に満足。「この店のオススメは？」と訊くと「モスコミュールはいかがでしょう」と答えが返ってきた。素直に従う。グラスで出てくるのかと思いきや銅（と錫？）で出来たマグカップに入って出てきた。すっきり甘く飲みやすい味。ジンジャーもすり下ろして入っていた。Good。客は私一人なので、いろいろと思いつくまま会話を楽しんだ。たとえば、近くにある「NAGOYA Blue Note」の話。「Oosaka Blue Note」はもう無くなってしまったということを話したら、すこし残念そうであった。あとは、名古屋は果たして「アホ圏」か「バカ圏」か？ これは結論が出ずじまい。最後にマッカラン・ダブルをロックでいただいて店を後にした。こういう当たり前のバーがある街はいい。「錦３」がんばれ！
そういえば、「NAGOYA Blue Note」結構いいアーティストを呼んでいます。（9月17日）ボブ・ジェームス、（9月20日）リー・リトナー、（9月23日・24日）松居慶子など、日本ではそうそうお目にかかれないアーティストを呼んでいる。大阪のように閉めないで続けてほしい。でも大阪はその後に「Billboard Live」ができたから、これはこれで楽しみなのだが。
