重力ピエロ
楽しそうに生きていれば、地球の重力なんて消してしまえるんだよ
映画『重力ピエロ』(DVD)を観ました。
原作は伊坂幸太郎氏による同名の小説です。
小説を先に読むべきかと思いましたが、レンタルでみつけたので先に映画を観ることにした。
amazonのサイトで紹介されているストーリーは次のようなものです。
遺伝子研究をする兄・泉水と、自分がピカソの生まれ変わりだと思っている弟・春。そして、優しい父と美しい母。平穏に、そして陽気に過ごすこの家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった時、事件は始まる。謎の連続放火事件と、火事を予見するような謎の落書き(グラフィティアート)の出現。落書きと遺伝子暗号の奇妙なリンク。春を付け回す謎の美女と、突然街に帰ってきた男。すべての謎が解けたとき、24年前から今へと繋がる家族の"謎"が明らかになる―
春先から個人的にちょっと不調というか、気分が優れないことが多く、
ちょっと元気を取り戻したいというか、気分転換したいと思っています。
2日にミュージカル『ウィキッド』を観て感動。「Defying Gravity」という曲に元気をもらいました。
適切な訳かどうか自身がありませんが「重力に抗う」「重力をものともしない」といった意味かと思います。
その流れで『重力ピエロ』です。
「(ピエロのように)楽しそうに生きていれば、地球の重力なんて消してしまえる」
サーカスを家族で観に行ったときに、ピエロが空中ブランコから落ちてしまわないかと心配する春にお父さんが言った言葉です。
内容的に重く気分が晴れる映画ではありませんが、家族の絆が力を与えてくれる映画です。
結末を疑問視する声もありそうですが、物語としてはそれも良いと思います。
論語に「孔子曰わく、吾が党の直(なお)き者は是れに異なり。父は子の為めに隠し、子は父の為に隠す。直きこと其の内に在り。」という一節もあります。
これでこの連休に3本の映画を観たことになります。
『ショーシャンクの空に』は絶望に屈することなく、逆転再起を果たす映画。
『エリザベスタウン』は癒しと再生の映画。
そして『重力ピエロ』
明日からは ”楽しそうに” していようと思う連休の最終日です。