佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『旅猫リポート』(有川浩・著/講談社文庫)

旅猫リポート』(有川浩・著/講談社文庫)を読みました。

 まずは出版社の紹介文を引きます。

僕は諦めない。ハッピーエンドが待ってるんだ。英語をはじめ6ヵ国に翻訳された、世界中の人々を魅了する不朽の名作。

 

野良猫のナナは、瀕死の自分を助けてくれたサトルと暮らし始めた。それから五年が経ち、ある事情からサトルはナナを手離すことに。『僕の猫をもらってくれませんか?』一人と一匹は銀色のワゴンで“最後の旅”に出る。懐かしい人々や美しい風景に出会ううちに明かされる、サトルの秘密とは。永遠の絆を描くロードノベル。

 

 

旅猫リポート (講談社文庫)

旅猫リポート (講談社文庫)

 

 

 久しぶりに有川さんを読んだ。高知県を旅していたとき、ふと土産物屋で見かけたのだ。移動中に読むものが切れてはこまると念のために購入。いつもの有川さんです。読み始めたら心をぐっとつかんで離さないストーリー展開。分かりやすい語り口。ホロッと泣かせるところ、一気読み必至というのもいつもの有川さんです。電車の中で終盤にさしかかり、鼻の奥がツンとしてしまった。大方のストーリー展開が分かっているのに泣かせるんだなぁ。いやぁ、危なかった。