佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

長澤蘆雪展、artos Book Store、エヴァンゲリオン展

昨日から松江に来ている。

ぶらり居酒屋めぐり旅である。

ウソだと思われるでしょうが、これも仕事の一環である。

但し、酒は自分の金で飲む。

「人の金で酒を飲むな」は親父の遺言である。

親父の遺言は素直にきくものだ。

居酒屋めぐりであるから昼間はヒマである。

レンタサイクルで松江市内をポタリングした。

松江城東隣「松江歴史館」で企画展『長澤蘆雪_躍動する墨筆』をやっていた。僥倖と言わねばなるまい。ここで西光寺の「龍図襖絵」「虎図」だけでなく、但馬・大乗寺の「群猿図襖絵」、和歌山・草堂寺「虎図襖絵」に出会えるとは思わなかった。

 

 

「松江歴史館」のすぐ近くに「松江ホーランエンヤ伝承館」がある。松江ホーランエンヤとは約360年の歴史がある船神事のこと。10年に一度、約百隻の船が船行列するという豪華絢爛な祭りだという。前回のホーランエンヤから来年5月で10年目になるらしい。

 松江城の東500mあたりに素敵な本屋がある。その名は「artos Book Store」。ブルータスだったか、ミーツ・リージョナルだったか忘れたが、本屋特集で紹介されていたのを読んでチェックしていた本屋だ。何でもある大型書店もいいが、アイテムは少なくとも店主が選んだ本が並ぶ書棚を観るのは楽しい。本以外にイスラエルの手作り靴「NAOT]や京都の「モリカゲシャツ」も置いている。こうした本屋が廃業せずに街中にあるところがその街の知性を物語っている。

 さて、島根県立美術館。私の大のお気に入りスポットだ。宍道湖を望むロケーション。優美な姿。光あふれる館内など何度訪れてもため息がでる。ちょうど「エヴァンゲリオン展」が開催されている。長澤蘆雪を観た後のエヴァンゲリオンも良いものだ。

 荷物になるなぁと思いつつ、ついつい買ってしまった長澤蘆雪展とエヴァンゲリオン展の図録。『箸もてば』(石田千・著)は artos Book Store で買い求めたもの。