佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

ばっけ味噌

2021/02/23

 春一番の便りを届けてくれる山菜と言えばふきのとう。今日はその苦みを活かした酒の肴「ばっけ味噌」を作りました。確か東北の呼び名かと思う。「ばっけ味噌」といえば、サッと湯がいて冷水にとったふきのとうを刻んで、味噌と一緒に油炒めするのが一般的かと思う。その際に酒、みりん、砂糖を加えて甘めに作ることも多いようだ。しかし私はそんなことはしない。サッと湯がいて冷水にとったふきのとうを刻むところまでは同じだが、それをそのまま自家製の味噌に和えてしまう。それだけだ。その方がふきのとうの苦みが鮮烈で、味噌の香りも良い。甘みを旨味と言う人が多いが、私はかえって邪魔のように思う。おいしい味噌はそれだけでごはんがおいしく食べられるし、極上の酒の肴でもある。それに春の苦みがシンプルに加わって、これほど素材が活きた食べ方もないだろう。

 酒は『奥播磨 純米吟醸 生』。ほかには藤本豆腐店の厚揚げ、菊菜のおひたしじゃこ和え。〆御飯はアツアツごはんにばっけ味噌を載せて。味噌汁の具はサバ缶。

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