佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

バンガシウスのフライ、チンチェンタン(金銭蛋)、青森牛サーロインステーキ

2022/04/23

 本日の厨房男子。

 昼餉にバンガシウスをフライにした。バンガシウスを食べたのは初めてである。いや、それと知らず外食で食べている可能性はあるかもしれない。少なくとも家で調理したことはない。かなり前からスーパーで売っているのを見かけては気になっていた食材である。見るからにきれいな白身魚。皮は剥がれており、骨も取ってある。スーパーでのオススメは「ムニエルに」ということであった。なるほど、要は油脂と香辛料、調味料で味とコクを足せということだなと理解しフライにしてみた。非情に淡泊で、サクッとした衣の下からジュワッとジューシーな身が好もしい。味付けに新玉ねぎとゆで卵をきざんで入れたタルタルソースをかけたが、これが大正解であった。ごはんは玄米、汁はさば缶水煮と生姜を入れた船場汁風味噌汁。

 

 昼餉の後、松前漬け風の昆布漬けを仕込んだ。材料は細切りしたガゴメ昆布とスルメ、そしてサッと湯通しした千切りの人参。それにダシと醤油のきいた汁(味はざるそばのつゆより薄く、かけそばのつゆより濃いもの)をたっぷりかけて混ぜると出来上がり。しばらくはつゆでチャプチャプしているが、時間が経てばガコメ昆布とスルメが汁を吸い、ガゴメ昆布の成分で粘りが出てくる。これをタッパーに小分けして常備菜として少しずつ食べる。熱々炊きたてご飯にのせて食べるとことのほかうまいものだ。当面食べるもの以外は冷凍庫に保管しておいて、無くなれば解凍して食べるといった具合で、あれば重宝するおかずだ。

 夕餉にはチンチェンタン(金銭蛋)を作った。カットしたゆで卵にかたくり粉をまぶし、甘辛く炒めた中国料理である。TVで紹介されたレシピにはニンニクの芽が使われていたが、手元にないので茗荷の酢漬けをトッピングした。これはごはんが進む料理である。

 メイン・ディッシュは青森牛のサーロインステーキ。赤身がうまそうなものが安く売っていたので買ったもの。脂がとろけるような肉ではないが、そのほうがうま味と食べごたえがあってうまい。

 酒は「富久錦 特別純米」。しっかりしたうま味があり、肉に負けない酒である。