佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

”CHEAP TRICK” 公演を観るはずが、尼崎吞みブラになってしまった

2022/12/01

 夜『あましんアルカイックホール』で ”CHEAP TRICK” の公演がある。懐かしい曲で盛りあがれることを楽しみに尼崎に出かけた。

 尼崎には10年ばかり前から仕事でお世話になったN幼稚園がある。電話してみると理事長が在園とのこと。正午ちかくに表敬訪問し、コロナ禍で御無沙汰してしまい、退任の節もはがきの挨拶状のみで失礼してしまったことを詫びたうえで、当時たいへんお世話になったことのお礼を改めて申し上げた。積年気になっていたことが果たせ気分良く阪神尼崎方面に向かった。昼吞み目的である。そのあたりなら昼から吞ませる店がありそうなことは何度も尼崎を訪れたうえで知っている。サッカーワールドカップ・予選リーグが開催中ということで、尼崎出身の堂安律選手を応援する横断幕などが賑々しく掲示してあるかと思いきや、意外に静かであった。むしろオフシーズンなのにタイガース一色だ。う~~ん、どうなんだ尼崎。大丈夫か尼崎。とぶつぶつ文句を言いつつ街中を物色。

 商店街から少しはずれたところに見つけたのは『立呑処 しもやま』。酒屋に併設された立ち吞み居酒屋。間口は狭いが、入り口から奥に向かって長いカウンターがある。まさに私好み。こんな店を探し求めていたのだ。

 店に入ってL字カウンター一番手前の短い辺に席を取る。壁に掲げる短冊メニューは見にくい位置だが、キッチンの様子がよく見える席だ。ここなら酒の肴をササッと調理する手元がよく見える。家飲みで作る酒の肴の勉強になる。短冊メニューを見ると瓶ビール大480円、地酒各種1合350円、おでんは大根100円、つくね100円、ロールキャベツ150円、きずし350円、玉子焼350円と安い。地酒は「呉春」を2合飲んだ。締めて勘定が2,180円也。安い。これが尼崎クオリティーだ。

 店を出てすぐ東にある「尼崎えびす神社」。明朝の「日本 vs スペイン」戦での日本の勝利と堂安の活躍を祈願。

 ホテルに入るには少々早かったので少し時間をつぶすことにした。ふつうなら喫茶店でコーヒーでもとなるのだろうが、私はふつうではない。商店街に餃子の専門店を見つけた。昼下がり、餃子で冷えたビールをやるのも良い。「酒得せっと」は冷菜、餃子1人前、からあげ2個、ビールで980円。餃子を二人前にしてもらって1,240円であった。安いなぁ、尼崎。

 ホテルにチェックインし夜を待って『あましんアルカイックホール』に出かけた。そろそろ開場時間なのに、人気があまりない。変だなと思いつつ入り口に行くと、人が二人来て、公演が延期になっているという。メールで案内があったはずだというのだが、覚えがない。たくさんの不要メールに紛れて削除してしまったのかもしれない。「公演日程が決まり次第案内する。同じ席でチケットが使える。都合が悪ければ払い戻しする」とのこと。文句を言っても仕方がないとすごすご引き下がった。

 予定が空いてしまった。ふつうなら居酒屋に繰り出すところだが、明朝4時にサッカー日本代表の大切な試合がある。今夜は早めに寝て明日に備えようと夕食は『堂島グリル』の「牡蠣フライカレー」にした。美味。もちろんビールを飲んだことは言う迄も無い。