佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

堂安律の育った町を歩き、伝説の書店『小林書店』へ行く

2022/12/02

 昨夜は阪神尼崎駅近くのホテルに宿泊。今朝はTVでサッカーワールドカップ・予選リーグ「日本 VS スペイン」戦を観戦。堂安律の同点弾、田中碧の逆転ゴールを観たばかり。未だ興奮冷めやらぬ状態である。尼崎といえば堂安律の出身地。調べてみると小学校は尼崎市立浦風小学校を卒業したとのこと。杭瀬のあたりに実家があるということだろう。昨日は少々酒をやりすぎたので、今日は歩いて運動しようと思っていた。まず東を向いて歩き杭瀬の浦風小学校、そして出身中学校の小田南中学校(現:小田中学校)あたりも歩いてみることにした。あとは立花駅北にある伝説の書店『小林書店』にも行き、立花駅から電車に乗って姫路に帰ることにした。『小林書店』は『仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ』(川上徹也:著/ポプラ社)という物語で有名な書店である。私は去年の6月にそれを読んだのだが、なかなかの感動物語だった。それ以来、是非訪れたい書店として記憶にとどめていたのだ。

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 歩いたのは下のルート。距離は10.8kmだった。

 国道2号線昭和通あたりを歩いていてビックリした。30円や50円で飲み物を売っている自販機があったのだ。すごい。やはり尼崎は安い。30円のお茶って、昭和の時代でもあっただろうか。記憶にない。さすが昭和通。

 小田南公園。浦風小学校のすぐ南にある公園だ。堂安が子どもの頃、ここでボール遊びをしたかもしれないななんて想像しながら歩いた。

 浦風小学校に到着。屋上に横断幕、校門前の掲示板に応援メッセージがあった。しかしそれ以外には目立ったものは周辺になく、地元として大騒ぎしているようには見えない。あれだけの活躍をしているのだ。もっと大騒ぎしていいんじゃないかと思ってしまう。

 杭瀬の市場。古めかしい雰囲気がたまらない。こういう庶民の生活臭のある町が好きだ。

 小田中学校。横断幕も懸垂幕もなにもない。おいおい、世界の堂安だぜ。中学の誇りじゃないか。もっと騒げよと言いたい。

 三反田町あたりだったろうか。ここにも激安の自販機があった。尼崎、恐るべし。

 街中に楚々として『小林書店』があった。店に入り、お薦めとして並んでいた『神さまの貨物』(ジャン=クロード・グランベール:著/河野万里子:訳/ポプラ社)と『僕の歩き遍路 四国八十八ヵ所巡り』(中野修平:著/西日本出版社)を買った。店のお爺さんから「遠くから来ていただいたんですか?」尋ねられたので、「姫路からです」と答えると、「それはそれはありがとうございます。世界地図のカレンダーを付けておきますね。壁に貼ってください」とおまけをつけてくださった。本がバサバサしないようにゴムとボタンで作ったブックバンドを付けて渡してくださる。このあたりに本に対する愛情を感じる。このブックバンドは捨てずに使わせていただきます。

 朝から10km歩いたのでさすがに喉が渇いた。昼時でもあったのでたこ焼きでビールを飲むことにした。入った店は『京都たこ壱 立花駅前店』。「たこ壱セット」を注文した。生ビールに「へんこ焼き」(6ケ)と「特製肉汁餃子」(3ケ)、「黄金唐揚げ」(3ケ)が税込み1,090円でいただける。安い。やはり尼崎は安い。
「へんこ焼き」は予め味がついている。ダシと塩かな。ごま油の風味もある。桜えびも入っているかもしれない。ソースをかける必要はない。トッピングとしてマヨネーズ・七味・青のりが無料で追加できる。ダシの味を台無しにしたくないので、マヨネーズを避け七味と青のりだけをお願いした。たこ焼きに大量に盛られた九条ねぎが効いている。たいそううまかった。ビールをおかわりしたことは言う迄も無い。