佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

朝から「ローストビーフ丼」

2024/01/15

 本日の厨房男子。

 朝餉は昨夕仕込んでおいたローストビーフを丼にした。朝から肉というと顔をしかめられそうだが、別に食い物にルールがあるわけじゃなし、食いたいものを食えば良いと思っている。むしろ朝から肉を食うという行為に憧れてもいたのだ。もうずいぶん前のことだが平凡社(コロナ・ブックス)から発刊された『作家の酒』と『作家の食卓』という本を読んだことがある。大正、昭和の有名作家がどのような酒の飲み方をしていたか、あるいはどんなものを食っていたかというのをカラー写真とともに、子女へのインタビューなども交えて紹介するという企画であった。それを読んで興味深かったのは文豪と称されることと並んで酒豪とも称された作家が実に健啖家であったという事実。そしてよく肉を食う人が多かったということであった。たとえば石川淳は牛肉が大好きで200gのステーキを3枚毎日欠かさず食べたとか。石川の朝食はローストビーフ、パン、バター、ミルクティーであったという。また田村隆一は四六時中酒を飲んだ人だが、元気な日の朝食は赤ワインとステーキだったとか。他にも肉好きは多い。

 作家がそうしたからという訳ではないが、朝から肉というのも悪くない。

【昨夕】

 赤身の牛肉に塩こしょう、ニンニクを擦り込み、フライパンで表面を焼き付ける。ジップロックにつけダレ(ブランデー、醤油、みりん、ニンニク、ローズマリー)とともに入れ空気を抜き、60℃の湯で2時間湯煎する。

【今朝】

 サッと茹でた小松菜を刻み薄く塩を振る。一晩寝かせたローストビーフを切る。炊きたてアツアツのごはんに小松菜と肉を盛り、タレ(めんつゆ、酒、みりん、辛子を煮切ったもの)をかけて出来上がり。