佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

「肉豆腐」「自家製オイスターソース」「牡蠣のオイル漬け」

2022/01/10

 本日の厨房男子。

 ゴルフコンペから家に帰っての台所。なにか簡単にサッとできるものをということで、参加賞としていただいた牛肉と冷蔵庫にあった豆腐で「肉豆腐」を作る。何の変哲もない、甘辛味の煮物だがこれは日本人ならたいてい好きな味。白ご飯がどんどんすすむ味でもある。

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 夕食後、今が旬の牡蠣を調理して「自家製オイスターソース」と「牡蠣のオイル漬け」を作った。一度作っただけではレシピが頭に入らないので記録しておく。

【材料】

 牡蠣(加熱用) 500g

 たまねぎ  半個(みじん切り)

 塩(牡蠣を洗うためのもの) 適量

 砂糖(カラメル用) 大さじ1 

【A】
 ・水 300cc
 ・酒 200cc
 ・砂糖 大さじ1
 ・塩  小さじ1/2
 ・五香粉(ウーシャンフェン) 小さじ1/2
 ・粗挽き黒こしょう  少々
 ・オリーブオイル
 ・塩
 ・砂糖

【つくり方】
 1.ボウルに牡蠣を入れ、塩1つまみをふってもむ。
  かぶるくらいの水を注ぎ、振り洗いをする。
  流水で洗い、水けをきる。
  再びボウルに牡蠣を入れ、塩大さじ1をふってもむ。
 2.カラメルをつくる。
  フライパンに砂糖を入れて弱めの中火にかけ、
  温まってきたら水大さじ1を加え茶色くなるまで鍋を揺すりながら火を通す。
  (はねやすいので、やけどに注意)
 3. 2にたまねぎを加えて4~5分間、茶色くなるまで炒め、水カップ1/4を加える。
   水分をとばしながら、濃い茶色になるまで炒め煮にする。
   カラメルで炒めた玉ねぎの甘みとコクがポイント。
 4. 1のかきを水分ごと3に加え、【A】も加える。

 5. 弱火にし、汁けが半量になるまで、時々混ぜながら15分間ほど煮詰める。
   アクは取らなくてよい。
 6. ざるでこして煮汁とかきに分け、煮汁はフライパンに戻す。
   塩小さじ1を加えて混ぜ、1~2分間煮詰める。
   すぐに清潔な瓶に入れ、冷ます。(オイスターソース)
   牡蠣はたまねぎごと清潔な保存容器に入れ、
   オリーブ油をかぶるくらいに注ぎ、冷ます。(かきのオイル漬け) 

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第17回AyabeCup[西高オープン]

2022/01/10

 今日は第17回AyabeCup[西高オープン]ゴルフコンペに参加。高校で数学を教えていただいた恩師主催のコンペです。西校30回生、33回生を中心に、36回生その他も参加。好天に恵まれ、気温もこの時季にしては温かく絶好のコンディションでのゴルフ。

 INスタートの午前中、17番のドラコンを獲得した。午後、OUT9番のドラコンの決まったものと思っていたが、次の組の33回生に持って行かれた。ドラコン獲得確実と思っていた会心のアタリだっただけに、ちょっとショック。59歳に比べ62歳の3年の老いが10ヤードほどの差として出たようだ。どうやら今後はドラコン狙いからニアピン狙いに変更する戦略の見直しが必要なようだ。状況から判断して、あるべき姿、めざすべき方向は明らかだがそれはそう簡単ではないだろう。私のプレーを評して恩師曰く「よく飛ばす割にはスコアは今ひとつ」だとか。くやしいが仰るとおりである。今日のスコアを見ればそれは一目瞭然。14番、15番、6番、7番、9番の大叩きが今ひとつのスコアの原因なのは明らかである。そしてさらにその原因はといえば丁寧さ、緻密さが足りないのだ。例えば9番で言えばティーショットが会心のアタリでグリーンまで残り60ヤードほど。なんとその60ヤードをカップインするまで7打も要してしまった。その甘さというか、いいかげんさというか、締まりの無いプレーを直さなければ、これから飛距離が落ちていくステージでスコアはさらに悪くなっていくのは火を見るより明らか。

 果たして私のプレースタイル変更戦略は日の目を見るのだろうか。あるいは苦悩と懺悔の日々が続くのか。願わくは老いさらばえていくジジイにゴルフの女神の祝福あらんことを。

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「大根と豆腐のカレー」「ひたし豚」と「7分煮卵」「麻婆豆腐」

2022/01/09

 本日の厨房男子。

 昼餉に「大根と豆腐のカレー」を作った。酒は”Four Roses”のソーダ割り。

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 夕餉は「船中八策 超辛口純米 しぼりたて生酒」をやりながら調理。

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「ひたし豚」と「7分煮卵」、そして「麻婆豆腐」を作った。「ひたし豚」は今日の午前中に塩こしょうした豚ヒレ肉をオーブンで25分間ローストしたものを蕎麦つゆに半日漬けておいたもの。「7分煮卵」は沸騰した湯に卵を入れ7分間煮て白身だけが固まって黄身は半熟状態にしたもの。これは蕎麦つゆに3日ほど漬けてあります。

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『加古川ワインバル』と『馬馬家』

2022/01/08

 今日は加古川『馬馬家』でY隊長ほか数人の飲み会に参加。集合時間にはまだ時間があったので待ち合わせたY隊長と0次会として『加古川ワインバル』でワインを二杯ばかりひっかける。

 まずは”Verdicchio Spumante Brut Casalfarneto”。リンゴのような香り。フレッシュながら柔らかく繊細な味わい。コスパの良いスプマンテ

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 続いてはオーガニックワイン”Protocolo Organic Blanco Dominio De Eguren”。柑橘系の香り、優しい酸味が好もしい辛口。

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 ちょいと二杯ひっかけた我々は良い気分で『馬馬家』に入りカウンターに陣取った。酒はそれぞれがチョイスしたものを持ち寄り。

 最初の酒を何にすべきか迷ったがおそらくスッキリ綺麗な酒であろう純米吟醸で始めることにした。「天の戸 Land of Water」。秋田県横手市『浅舞酒造』の酒。やや甘めのスッキリした味わいの酒。少しも尖ったところのない素直な飲み口の酒で酒宴の始まりにふさわしい酒であった。最初の肴「里芋と海老の真薯」のやさしい味わいにピッタリだった。

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 続いては「船中八策 しぼりたて 超辛口 純米生原酒」。毎年この時季に一度は飲まねば気が済まない酒です。キリッとした辛口の味わいに強めの酸が加わり、これぞ土佐の男酒という味わいだ。肴は「カツオのカツ」。土佐の酒にカツオとは。これは偶然か、あるいは店が機転を利かせて出してきたのか。いずれにしても『馬馬家』の母娘は酒飲みの舌を良く知ったなかなかの手練れとみえる。

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 次の酒は私が持ってきたもの。「奥播磨 純米にごり酒 活性すくい汲み 生」これも毎年この時季の楽しみとなっている酒である。開栓注意の酒で、過去何度も炭酸の圧力で栓を飛ばしてしまって失敗している危険な酒でもある。今日もポンッ!と大きな音とともに危うく栓が飛んでしまいそうになったが、なんとかぎりぎり最悪の事態は避けることが出来た。ただ、五分の一程度は瓶からあふれ出てしまった。にごりだけに見た目はまったりした味わいを想像しがちだが、若い酒だけにフレッシュでさっぱりした味わいである。炭酸と強い酸でスパッと切れる潔さ。これぞ新酒の味わいです。肴は「牡蠣のホワイトシチュー」。これまたにごり酒に合わせて白いものを出してきたのか。う~ん。偶然にしては出来すぎだ。ここの母娘恐るべし。

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「鰤のから揚げ」

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 最後の酒は「大那 特別純米 にごり酒 生」。このにごり酒も爽やかであった。きめ細かな泡に包まれた軽快な旨味と甘み。綺麗な酒で肴の味とケンカしないなかなか良い酒だ。肴は牛ヒレ肉のステーキ。火のとおり具合がバツグン。時間は忘れたが56度で低温調理するのだとか。やはりこの店の母娘はなかなかの手練れである。

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 〆の雑炊も優しい味わい。酒飲みの欲しいものを出してくれる店であった。

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 すっかり酔っ払った我々は近くのスナックに繰り出しカラオケを楽しんだ。私はもう長く歌ったことがないのだが、調子に乗ってというか、場をしらけさせてはいけないと思って思い切ってマイクを握った。始めてカラオケで歌う『バンザイ~好きでよかった~』。歌うと言うより絶叫していた。今日もおバカな飲んだくれ。コロナ禍だろうと何だろうと今日も楽しい一日であった。チャン、チャン!!

 

カメラを持って散歩

2022/01/07

 正月は酒が過ぎる。ついついぐうたらになる。そろそろ正月気分から抜け出さねばと朝散歩に出た。ただ歩くだけでは寒さにくじけそうなのでカメラを携えた。野鳥を見つけたら写真を撮るのである。

 それぞれの鳥にそれぞれの良さがある。美しさ、かわいらしさ、気高さ、オスメスの仲の良さに癒やされる。

 二時間ばかりかけて10kmほど歩いた。

 

カシラダカ】(冬羽)

 カシラダカホオジロの♀か迷ったが、顎線らしきものがないこと、体下面が白っぽいことからおそらくカシラダカであろうと同定。

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ホオジロ】(♂)

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【モズ】

 シャッターを切る直前にサッと虫を捕らえました。

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ジョウビタキ】(♀)

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ホオジロ】(♂)

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【モズ】

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カワラヒワ

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エナガ

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第466回旬の会@梅はら

2022/01/06

 第466回旬の会が高砂市『梅はら』で開催された。『梅はら』といえば肉。今日のメインはすき焼きである。

 

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 乾杯酒は「真鶴 超辛口特別純米 無濾過生原酒」(日本酒度+12.0、宮城)。「きょうかい601号酵母」で醸したシャープな酒。しかし口の中でスウッとキレた後、日本酒らしい甘みが優しく残っている。みちのくに名酒あり。

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 つづいての酒は「菊秀 純米吟醸 無尽蔵 無濾過生原酒」(日本酒度+4.0、長野)。しぼりたての生原酒ならではのフレッシュさを感じさせながらも、味わいは濃醇。米の旨味を生かし、香りも良い。これはうまい。

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 最後に控えし酒は「仙介 純米吟醸 全量山田錦 おりからみ 無濾過生原酒」(日本酒度+0.0、兵庫東灘)。毎年この時季この酒を飲むのを楽しみにしております。おりがらみの生酒のまま瓶詰めした酒は一口目に鮮烈な印象を与える。フレッシュで爽やかな香り。やさしい旨味は飲んだ者にこの上ない幸福感をもたらす。正月の酒にふさわしい華やかな酒です。

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『フィリップ・マーロウの事件 Ⅰ (1935‐1948)』(バイロン・プライス:編/Hayakawa Novels)

フィリップ・マーロウの事件 Ⅰ (1935‐1948)』(バイロン・プライス:編/Hayakawa Novels)を読んだ。

 まずは出版社の紹介文を引く。

子供たちの父は、チャンドラーだった。その友は、フィリップ・マーロウだった。彼らの熱い思いがマーロウをここに蘇らせた。レイモンド・チャンドラー生誕百年記念出版。

 

 

 

 レイモンド・チャンドラー生誕百年を記念して、気鋭の作家がフィリップ・マーロウを蘇らせたトリビュート・アルバム的短編集。編集者はバイロン・プライス。知らんけど。しかしフィリップ・マーロウの物語と聞いては読まぬわけにはいかぬ。はてさてマーロウがどんな活躍を見せてくれるのだろうと心浮き立たせつつ読んだ。

 人生いろいろ。作家もいろいろ。訳者もいろいろ。気に入った話もあれば、そうで無いものもある。訳との相性もある。しかし、この本にかかわった人すべてがチャンドラーをリスペクトしマーロウを愛している。一人ひとり訊いてまわったわけではないが、おそらくそうだ。それほどにチャンドラーはその作品を読んだ者を虜にし影響を与えたはずだし、マーロウは読み手の心の中に今も生き続けている。一人ひとり訊いてまわったわけではないが、間違いない。なぜなら、私もその一人なのだから。

 それぞれの編にマーロウがいる。誰にも強制されることなく自分の規範に従って行動するマーロウが確かにここにいる。非情と優しさという両面性、そこにある気高さ、美しさこそが我々がマーロウを愛する由縁である。

 読んでいてシビレる場面続出である。たとえば一番手の短編『完全犯罪』(マックス・アラン・コリンズ)の一場面。

 彼女は微笑んだ。輝くような笑顔だった。映画で見るよりも白い歯が大きくのぞいた。「何かお飲みになる、マーロウさん?」

「飲むには少し早すぎる」

「わかってるわ。でも、一杯いかが?」

「だったらもらおう」

「何がいい?」

「小さな紙の傘がはいっていないようなやつならなんでもいい」

 彼女は私にライ・ウイスキーを注ぎ、自分にも同じものを注いだ。私はライ・ウイスキーを飲む女が好きだった。

 いいねぇ。あまりにいいので、昨年末、大阪曾根崎のサンボアでライ・ウイスキーを頼んでしまったほどだ。これまではアイラをやるのが常だったのに。

 さて、次は『裏切りの街』(ポール・ケイン:著)を読もう。本書にベンジャミン・M・シュッツが寄せた短編『黒い瞳のブロンド』の中でマーロウが読んでいたものだ。amazonにある出版社の紹介文によると「チャンドラーが“超ハードボイルド”と評し、ビル・プロンジーニジョー・ゴアズも“『裏切りの街』はまさにハードボイルドだ”と絶賛した極めつきの名作。」だとか。楽しみである。