1月9日
オリバー・ツイスト [DVD]を観る
『オリバー・ツイスト』を観ました。
原作はチャールズ・ディケンズでよく知られた名作だ。
監督は『戦場のピアニスト』の巨匠、ロマン・ポランスキーです。
あらすじは書くまでもないが、昨今の世相を観て情けなくなったことがひとつある。
主人公オリバー・ツイストは孤児の自分の面倒を見てくれたブラウンロー氏から本の代金5ポンドをあずかり本屋へお使いに行く。
ブラウンロー氏のチェス仲間は、オリバー・ツイストは戻ってこないだろうと予言する。
しかし、ブラウンロー氏はオリバー・ツイストを信用する。
オリバーは帰ってこなかった。
一方、最近のニュースにこんなのがあった。
東京都の「公設派遣村」の宿泊者に求職活動のための費用2万円を支給したところが、五百数十名いた宿泊者のうち二〇〇名ほどが帰ってこなかったというもの。
さらにテレビニュースを視ていると、その金でパチンコをしたり酒を飲んだりしているというレポートがあった。
金を持たせたら帰ってこなかった点は同じ。
しかし、中身は全然違います。
あー、情けねえ。 今の大和民族に「矜持」は無いのか。