佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

じゃりン子チエ 2

 

ウチは電車で夢を見た

水道のしずくがペタペタ顔にあたってた

そうや家の蛇口がゆるんでた

ウチでも直せるやろか・・・・・・

          (本書P42「同居予行演習の巻」より)

 

 

 

じゃりン子チエ 2』(はるき悦巳・著/双葉社・アクション・コミックス)を読みました。

 

年明けに読んだ『ペンギン・ハイウェイ』(森見登美彦:著)のアオヤマ少年は日本で一番ノートを書く少年であった。今回、チエちゃんは「母の帰還の巻」で日本一寝る時間の少ない少女となった。あぁ、じゃりチエの第2巻はアカン。何回読んでも泣けてくる。「同居予行演習の巻」で京阪電車の中で歌を歌い続けるチエちゃん、コンクールで金賞に選ばれた表彰式で「ウチのお父はん」と題した作文を読むチエちゃんに涙ボロボロ。アントニオJr.に戦いを挑まれボコボコにされながら、百合根耕三(元遊興倶楽部社長)の必死の懇願に一切手出ししなかった小鉄の心意気にも涙。私はコミックでボロボロに泣いてしまう日本一アホな老年一歩前の男だ。泣くな少年、泣くなチエちゃん。ぐんない。