佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

6月の読書メーター

6月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1286
ナイス数:792

 

 6月は株主総会の月ということで、当然読書に裂く時間が少なくなる。小学館の「おいしい小説文庫」三冊と図書館で借りた旅物二冊、昆虫図鑑一冊の計六冊。



氷と蜜 (小学館文庫 さ 39-1)氷と蜜 (小学館文庫 さ 39-1)感想
最近、かき氷がブームになっており、そのかき氷が私のような年寄りが知っているものとは全くレベルの違うおいしさなのだということは噂で聞いてはいた。しかし世の中にゴーラーと呼ばれるかき氷愛好家で全国有名店を食べ歩く人がたくさんいることまでは知らなかった。かき氷愛好家がゴーラーであるなら、私のように居酒屋愛好家はザカラーとでも呼ぶのだろうか。そのあたりどうでも良いことだが気になる。
読了日:06月30日 著者:佐久 そるん


絶景駅100選  生涯一度は行きたい春夏秋冬の絶景駅絶景駅100選 生涯一度は行きたい春夏秋冬の絶景駅感想
生涯一度は行きたいといっても100選である。還暦を過ぎた私がすべてを見ようとすればそれこそ生涯をかける覚悟が必要だ。私は鉄ヲタではない。そこまでの覚悟はない。しかし全国各地をロードバイクを携えて旅をする中で、いつかは訪れたいと思う駅をいくつか選んだ。【湯野上温泉駅】【下段駅】【田儀駅】【北一已駅】【吉沢駅】【早戸駅】【奥大井湖上駅】【原木駅】【鹿討駅】  今年の夏は北海道に行くと決めた。旭川に立ち寄る前に留萌本線北一已駅】へ行こう。真っ白な蕎麦の花の向こうに小さな駅舎を見ることが出来るだろうか。
読了日:06月15日 著者:越 信行


「青春18きっぷ」ポスター紀行「青春18きっぷ」ポスター紀行感想
25年間、74枚のポスターをぱらぱらと頁をめくりながら見ていくだけで楽しい。写真もキャッチコピーも質が高い。「タンポポみたいに旅に出た」春はそうありたい。「大人には、いい休暇をとる、という宿題があります」ようし今年の夏は少し長い旅に出よう。そんなふうに気分が盛り上がってきます。やはり北海道の景色は圧倒的である。今年の夏旅は北海道で決まりです。注目すべきは予讃線「下灘駅」。1998年、1999年、2000年と三年連続で冬のポスターをこの駅が飾っている。ようし今年の冬は今治~松山~宇和島あたりを旅しよう。
読了日:06月14日 著者:込山 富秀


泣き終わったらごはんにしよう (小学館文庫 た 38-1)泣き終わったらごはんにしよう (小学館文庫 た 38-1)感想
この小説には悪人が登場しない。皆がお互いを思いやり、真っ当に生きている。人の気持ちが分かるヤツばかりだ。こんな世界は小説の中だけだ。人の世はそんなもんじゃない。きれい事をいうなという人は多いだろう。現にテレビをつければ一日中、俳優H、お笑い芸人Wの浮気報道がかまびすしい。しかし、この作品世界を信じられる人間でいたい。どんな状況にあっても人には希望が必要だし、ささやかな幸せが必要だ。そうでなければ生きている意味がない。小説はしばしば「そうあって欲しい夢」を見させてくれる。だから私は小説を好んで読むのだ。
読了日:06月14日 著者:武内 昌美


鳴く虫ハンドブック—コオロギ・キリギリスの仲間鳴く虫ハンドブック—コオロギ・キリギリスの仲間感想
日本で見られる鳴く虫の図鑑。図書館から借りた。キリギリス科クツワムシ科ツユムシ科コオロギ科マツムシ科ヒバリモドキ科カネタタキ科と体系的に原寸大の写真が掲載されているところが良い。特に幼虫から成虫まで成長段階を追って写真がある。5~6月の時期、庭の草花に若齢の虫を見ることがあるが、それが何の幼虫なのかを知るのに最適の図鑑でした。「ツユムシ」「アシグロツユムシ」の幼生はほぼ間違いないだろうと同定できましたが、相変わらず分からないものもある。もっと科目を幅広く図鑑をあたり探求すべしと決めた。虫の世界は奥深い。
読了日:06月13日 著者:奥山 風太郎


鴨川食堂もてなし (小学館文庫)鴨川食堂もてなし (小学館文庫)感想
人が生きていれば間違ったことをしてしまうこともある。そのときはそれが間違いと知らずに。そうしたい、そうしてあげたいと思っても叶わなかったこともある。後になって分かった深い思いやり、後戻りできない後悔、現世で会うことが叶わないもどかしさ、そうしたつらさは心の温かさの裏がえしでもある。切なさ、哀しみもまた、人が前向きになったとき人生の味わいに変わる。 今日はこの本を電車の中で読んだ。快速から新快速に乗り換える機会があったが、そのまま快速に乗ったままにした。少しでも長くこの本を読んでいたかったからである。
読了日:06月11日 著者:柏井 壽

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