2023/04/17
良く買い物に行くT食料品店で小さい新ジャガが200円で売っていた。3~4回に分けないと食べきれないほどの量であったが、残ったものは温め直して食べれば良いと思い、一気に三種の料理に調理してしまった。
じゃがいもはたわしで丁寧に洗い、皮のまま使う。
まずは「肉じゃが」。肉は牛細切れを使った。玉ねぎも新玉ねぎの小玉。あとから鍋に入れて食感と風味を残した。肉じゃがには熟成したじゃがいもを使い、少し煮崩れたぐらいがおいしいと思う。でも、新ジャガもそれはそれで季節の風味があってうまい。小玉ながら、もっちりしてうまかった。
続いて「味噌かんぷら」。福島県の郷土料理だそうで、出荷できないほど小さな芋を家庭で食べるために考案されたアイデア料理らしい。柔らかく加熱した皮付きじゃがいもを白味噌、砂糖、みりんで炒める。甘辛い味噌がホクホクじゃがいもにからんでうまい。
最後は「煮っころがし」。柔らかく加熱した皮付きじゃがいもを醤油、砂糖、みりんでからめながら煮詰める。こいつは定番ですね。
酒は「香住鶴 生酛純米生原酒 氷温貯蔵」。元同僚のMさんが「おいしいから飲んでみて」とわざわざ届けてくれた逸品。しっかりとした旨味は生酛造りならでは。アルコール度数も18度としっかりしている。氷温貯蔵の生酒だけに爽やかな香りが残る。酸味が飲み口をキリッと締めてくれる。
〆は「アジのダシ茶漬け」。アツアツごはんに薄く切り刻んだ鯵の刺身をのせ、ダシをかける。三つ葉をたっぷりちらし、生姜のすりおろしを添えて風味を増した。酒のあとの〆にこれほどのものがあろうか。