佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

内視鏡検査を受け、平野屋のカツ丼セットをがっつりいただく

2020/03/23

 早朝から日赤病院入り。

 腫瘍マーカーに異常値があると診断され、内視鏡検査を受けることにしたのだ。先週は循環器病センターで心臓超音波と心電図検査を受けた。2月に受診した半日ドックで軽度の「大動脈弁狭窄」を指摘されたのだ。心臓については、精密な検査をしてもらった結果、問題なしの御墨付きをもらったのでひとまず安心。もう一つの懸念材料が腫瘍マーカー。食道癌、大腸癌などで上昇するマーカーが異常値を示しているという。私は酒呑み、それも大酒吞みといって良いほどなので食道癌は気になるところ。実際に昨夕もマッカランをロックでグイグイやってしまったのだ。ひょっとしたらと内心ビクビクしながらも「落ち着いた態度で威厳を持て」と自分に言い聞かせて受診した。

 今日はとりあえず胃カメラ。麻酔をして検査に臨んだのだが、苦しかった。私は実は気が小さく、あのような管が喉から食道へ、さらには胃や十二指腸まで入っていくと想像しただけで吐き気がする。実際に何度もゲエゲエいってしまった。「落ち着いた態度で威厳を持て」との誓いなどどこかへいってしまった。誠に恥ずかしいことである。穴があったら入りたい。

 診断結果は逆流性食道炎があるが癌は発見されず。しかし、食道が相当荒れており癌予備軍といってよいところがたくさんある。酒は控えた方が良いと注意された。とりあえず癌が発見されなくて一安心だが、酒を控えよというのは困る。相当に困る。とりあえず食道の荒れが収まるまで、酒は控えめにしようと思う。このブログを読んでくれている友人諸君、しばらくは私を酒席に誘わないでいただきたい。私は意志が弱いので断る自信がないのだ。

 大腸検査については、仕事の都合もあるので4月に入ってからの日にちを予約して病院を後にした。

 診察が終わるのを見計らってつれ合いが車で迎えに来てくれた。帰り道に「平野屋」といううどん屋がある。カツ丼など丼物がボリュームがあり人気の店である。つい2時間ばかり前にゲエゲエ言っていたくせに、もう食べる気満々である。なにせ、昨日の夕方から20時間近く水しか飲んでいないのだ。早く食いたい、あぁ腹が減ったとはやる気持ちを抑えながら「落ち着いた態度で威厳を持って」厳かに暖簾をくぐった。

 注文したのはカツ丼セット。ボリューム満点、味も良し。大満足であった。

 帰り道、家の近くの田んぼの畦道でつくしをとった。家に帰ると庭に沈丁花の良い匂いが漂っていた。いよいよ春本番である。

 

土筆の混ぜごはん

本日の厨房男子。

病院からの帰り道、田んぼの畦道で土筆をとって帰りました。

どうして食べようか迷ったのですが混ぜごはんにしました。

とてもおいしく出来上がりました。懐かしい味です。

ほかにはウドのぬた和え、カレイの煮付け、のびるの醤油漬け、蕗味噌、三つ葉のおひたし。

どれもが春らしい鮮烈な味わい。

我ながら素晴らしい食卓になりました。

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『餃子マニア』(枻出版社_エイムック4356)

『餃子マニア』(枻出版社_エイムック4356)を読みました。

 まずは出版社の紹介文を引きます。

 餃子はもはやブームなどではなく、“国民食"と呼べるポジションにまで来ました。さまざまな店が立て続けにオープンし、その味わいの幅は広がり続けています。本誌は、“食べる"“作る"どちらも極めんとする、餃子マニア必携の一冊。

 餃子レシピは、一流シェフから老舗餃子店、変わり種餃子を提供する店まで、作り方を公開しています。また、マニア垂涎、全国のシブ~い餃子屋も紹介。

 焼き餃子の食欲をそそるキツネ色、うるうるとした水餃子の愛らしさ。
 食卓で餃子を囲むだけで、なぜかみんなが笑顔になる。
 この本を読み終わる頃には(いや、読んでいる途中から)、
 口はもう餃子を求めて止まらないはず。

 

 

餃子マニア (エイムック 4356)

餃子マニア (エイムック 4356)

  • 発売日: 2019/05/22
  • メディア: ムック
 

 

 

 有楽町「テクストゥーラ」の餃子の前に食べるよだれ鶏新富町「湯浅」の羊肉焼餅(ラム肉とクミンを合わせた円盤餃子、幡ヶ谷「您好」の水餃子、飯田橋「おけ以」の戦前満州に始まった歴史を感じる焼き餃子、羽根つきならば大田区「大連」、器の上で花のように咲く乃木坂「蓮月」、名は体を表すか?高輪「ギョウザマニア」。

 進化形サプライズとフォトジェニックな餃子はとりあえず横に置いておいて、地方の激シブ餃子屋は要チェック。大阪福島「餃子や」、広島銀山町「清ちゃん」、福岡「旭軒 春吉店」「博多屋台 武ちゃん」、大阪服部天神「赤春園」とGoogleマップにまた星印☆をポチッ!

 絶対に食べなくてはならない餃子が、ここにある。

 餃子といえば、今日の昼餉は焼飯と餃子にしました。餃子はお城の東、河間町にある持ち帰りの店「ラーフ農園」の餃子です。障害者福祉施設が作る餃子だとか。具材はすべて国内産を使用しているらしい。あっさりしてなかなかおいしゅうございました。水餃子にすればいくらでもいただけそうです。

 焼飯の具材は、卵、のびるの醤油漬け、茎ワカメの佃煮、三つ葉

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夢百笑蜜芋のバター焼き

2020/03/22

明日は胃の内視鏡検査を受ける予定。

夕食を早めにとって、後は絶食しなければならない。

夢百笑蜜芋の焼き芋が残っている。冷めてもおいしいがやはり温かい方がおいしいだろうと思いバター焼きにしてみた。

バターの塩味が蜜芋の甘みをさらに引き立ててうまい。

へたなスイーツ菓子より甘くてうまい。

酒はマッカラン

『活版印刷三日月堂 雲の日記帳』(ほしおさなえ:著/ポプラ文庫)

活版印刷日月堂 雲の日記帳』(ほしおさなえ:著/ポプラ文庫)を読みました。

 まずは出版社の紹介文を引きます。

小さな活版印刷所「三日月堂」。店主の弓子が活字を拾い刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や、言えなかった言葉。仕事を続ける中で、弓子が見つけた「自分の想い」と、「三日月堂の夢」とは――。感動の涙が止まらない、大人気シリーズ完結編!
 

 

活版印刷三日月堂 雲の日記帳 (ポプラ文庫)

活版印刷三日月堂 雲の日記帳 (ポプラ文庫)

 

 

 

 三日月堂シリーズも数えて第4弾。いよいよ完結編。

 印刷するということ。それは言葉を残すということ。言葉は文字となったとたん、書き手の手を離れ旅に出る。本とは不思議なもの。思いが綴られているのに、手紙のように決まった相手に送るのではない。たくさん刷って世界に差し出される。どのような行き先はどこか、どのような旅になるかは分からない。書き手の思いが本というかたちになり、たんぽぽの綿毛のように世界に飛んでいく。本書を読んで詩人・山村暮鳥が『雲』に託した思いを受け止めた今、できることならば私も死に臨んでは「死もまた生きる道程のひとつ」ととらえ、死を丸ごと味わい、噛みしめながら死んでゆきたい。それこそが死にざまであり、生きざまであろうから。

 さて、手元にはまだ三日月堂シリーズの本が二冊残っている。番外編である。シリーズが終わってしまうのは残念だけれど、もう少し楽しませていただこう。

 

早春の食材を料理し「黒牛」をやる

2020/03/21

 

本日の厨房男子。

晩酌用に旬の食材で肴を作りました。右から、タラの芽、ウド、のびる、うるい、青柳。どれも今が旬でしょう。タラの芽とウドは天ぷらに、青柳はタマネギとかき揚げにしました。青柳はさらにメカブ煮しめてみました。うるいはぬたあえ、のびるは醤油漬けにしました。

酒は「黒牛」。和歌山県の銘酒。やや辛口の旨味のある酒。料理を邪魔せず、しかし料理に負けない良い酒です。

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ダッチオーブンで蜜芋を焼く

うららかな春。

冬の間は部屋に閉じこもることが多かったが、今日の天気なら庭で過ごしてもさむくあるまいと、庭で焼き芋をすることにした。

 芋は種子島産の夢百笑蜜芋。

ダッチオーブンの中に小石を敷き、アルミホイルで包んだ芋を入れ、後は焚火を楽しみながら本を読み、ビールを呑み、じっくりと待つ。テクニックも何もなし。ほくほくの焼き芋が出来上がる。

アツアツほくほくの焼き芋をアテに芋焼酎伊佐大泉をやるのも乙な味。