佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

「アルマゲドン」に涙

アルマゲドン [DVD]

アルマゲドン [DVD]

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: DVD

テレビでアルマゲドンを放映していたので、久しぶりに観た。
この映画を観たのは1998年12月、年も押し詰まった仕事納めの日に一人で観に行った。
何故一人で行ったかと云えば、泣くのが確実だからである。私はこの手の話に弱い。
声は上げないものの、涙ボロボロ、鼻グジュグジュ、目は真っ赤である。
映画を観ずともストーリーを聞けば結果は想像できるのである。
案の定、映画館のシートで一人泣いた。上映が終わっても、恥ずかしくて一番後から席を立ったぐらいである。
今日は家族と一緒に観たが、やはり泣いた。娘も一緒に観ていたが、泣いているのを笑われた。
しかし、この気持ちは自分が親にならないとわからないのである。
娘を持つ親であれば、この映画を観て泣かない者はいないだろう。
映画自体の評価はけっして高くないが、評価など「糞喰らえ!」である。
気取った訳知り顔で、芸術性が云々と評論する奴とは話しもしたくない。
子を、家族を、仲間を思う気持ちは何人も変わらないし、それがあるから人生捨てたものではないのである。
この映画のテーマは「敬意」だ。
「自分の命よりも大切なものがある」
そのことを知り、行動できる者への「敬意」だ。
馬鹿なヤツと云われてもかまわない。私はそうした熱い思いに「敬意」を払う者の一人だ。
「人一人の命は地球より重い」などと云い、理屈をこねくり回して、そうした行為を斜めから見る。
まさに自分の命を犠牲にした英雄的行為を矮小化する輩とは話しもしたくない。
そのとおり、私は大馬鹿者だ。