2021/08/24
本日の厨房男子。
夕餉は夏野菜を中心の献立。
まずはゴーヤー、ピーマン、もやし、ベーコン、卵を使った「夏野菜のチャンプルー」。味はシンプルに塩胡椒。たくさんの野菜をワシワシと食える。
続いて、「茄子と甘長とうがらしの甘辛味噌炒め」。味噌は自家製の味噌に市販の赤味噌と白味噌を混ぜ、砂糖とみりん、豆板醤で甘辛く風味付けした。こいつは酒の肴にもうまいが、アツアツのごはんにのせて食べるとさらにうまい。
もう一品は「鯖水煮缶のかんたん味噌煮」。一月ほど前だったか、ＴＶ番組「日本一ふつうで美味しい植野食堂」で東京都渋谷区の「魚力」のサバ味噌煮をやっていたのだが、そこのレシピが骨付きのままのぶつ切りの鯖を時間をかけて７時間ことこと水煮して骨まで柔らかくしてから砂糖と味噌を入れてさらに時間をかけて煮込むというものだった。ならば鯖の水煮缶を使えば７時間の手間を短縮できるじゃないかというわけ。それならいっそ鯖の味噌煮缶を買ってくれば良いじゃないかと言われそうだが、そこはそれ、自分好みの味噌味にすればチープな鯖缶がごちそうに変身する。
酒は長野県佐久市・千曲錦酒造の「帰山 Extra Edition 純米大吟醸無濾過生」。甘めの柔らかい味だが、それをきれいな酸でスッキリさせた甘酸調和が見事。口に含んだ瞬間にリンゴのような微かな香りと酸味。味わいは芳醇。後口のキレも良い。夏の酒として申し分ない。
