佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『アザラシのひげじまん』(椎名誠・著/文春文庫)

 『アザラシのひげじまん』(椎名誠・著/文春文庫)を読みました。

 

アザラシのひげじまん (文春文庫)

アザラシのひげじまん (文春文庫)

  • 作者:椎名 誠
  • 発売日: 2012/11/09
  • メディア: 文庫
 

 

 

 人気連載「赤マント」シリーズの第21巻だそうである。 えっ? 21巻? えらいこっちゃ。読んでないものがたくさんある。この際、既読・未読を整理しておこう。そして、未読本を少しずつ既読に変えていこう。私はけっして暇ではない。どちらかといえば忙しい方である。しかし、椎名誠氏の本にふれる時間は惜しまない。

 さっそく「椎名誠 旅する文学館」というサイトで赤マントシリーズを引いてみた。このサイトはドンドンズンズン本を書いていく椎名氏の動向を把握する上できわめて役に立つファンにとってありがたサイトなのだ。

http://www.shiina-tabi-bungakukan.com/bungakukan/archives/category/books/aka

 

  1. ひるめしのもんだい      読んだ(^_^)v
  2. おろかな日々          読んだ(^_^)v
  3. モンパの木の下で       読んだ(^_^)v
  4. 南国かつおまぐろ旅          未読 (>_<)
  5. ネコの亡命            読んだ(^_^)v
  6. 時にはうどんのように      読んだ(^_^)v
  7. カープ島サカナ作戦          未読 (>_<)
  8. ギョーザのような月がでた  読んだ(^_^)v
  9. 突撃三角ベース団       読んだ(^_^)v
  10. とんがらしの誘惑        読んだ(^_^)v       
  11. くじらの朝がえり            未読 (>_<)
  12. 焚火オペラの夜だった        未読 (>_<)
  13. ハリセンボンの逆襲          未読 (>_<)
  14. ぶっかけめしの午後          未読 (>_<)
  15. 地球の裏のマヨネーズ        未読 (>_<)
  16. ただのナマズと思うなよ    読んだ(^_^)v
  17. どうせ今夜も波の上          未読 (>_<)
  18. ワニのあくびだなめんなよ      未読 (>_<)
  19. トンカチからの伝言          未読 (>_<)
  20. ももんがあ からっ風作戦      未読 (>_<)
  21. アザラシのひげじまん     読んだ(^_^)v
  22. ごっくん青空              未読 (>_<)
  23. ガス燈酒場によろしく         未読 (>_<)

 なんと10勝13敗の負け越しではないか。これはイカン! 少しねじを巻いて読まねばならん。そして「くじらの朝がえり」とは何なのか、クジラも夜を徹して呑むことがあるのか、いやひょっとして浮気などするのか、そもそも朝帰りするとしてどこに帰るのか? 「ハリセンボンの逆襲」は怖いのか、カワイイのか、その他の謎を早急に解明せねばならん。繰り返すようだが、私はけっして暇ではない。どちらかといえば忙しい方である。しかし、椎名誠氏の本にふれる時間は惜しまないのだ。

 

 さて、本書『アザラシのひげじまん』である。つまらん若者にはスルドイ「世の中なめんなよ。バキッ!」光線を浴びせ、神聖な大自然にはひたすら畏敬の念と穏やかな視線をそそぐ男、椎名誠。彼を取り巻くアホバカ野郎とともに昼は砂浜で野球に興じ、夜は焚き火料理で酒を飲む。今日も西に東に北に南に人と出会い、うまいものと出会い、ヘンなものと出会う。そうした椎名氏の日常は一般人にとっては非日常であって、ウヒヒと訳の分からない笑いとともについつい読み進めてしまうのである。それにしてもいつも便所がらみの話題が多いなぁ。というのが感想である。別に大した感想ではない。書いてある内容も大したものではないのだから当然なのだ。(笑)

 

 最後に出版社の紹介文を引いておく。


 

赤マントが好きなもの、雑魚釣り、海岸での野球、焚き火料理。嫌いなもの、パーティー、電車内での携帯、廃品回収車のアナウンス。テントを持って全国を旅し、人間ドックに恐々とする。進化しすぎた超ハイテク便座への疑問も。ビール片手に愛用の古ワープロにびしびしと打ち込む、人気コラムシリーズ第21弾。解説・沢野ひとし


 

 

 沢野ひとし氏の解説もなかなかイイ。大したことは書いてないがなかなかイイ。