何しろこういう話を書きはじめてしまいましたもので、いわゆる「放送禁止用語(平たくいうと差別用語ですね)」なるものの資料などを一応手元に置いてあります。
珍しいものなので友達が来たときに見せて見せてという話になり、実家が床屋の人が「床屋」が軽度の放送禁止用語に指定されているのを見つけて「失礼やな、何でうちの実家の職業が勝手に差別用語にされてんねん」と顔をしかめまして。もっともだと思った次第であります。
(本書「あとがき」より)
『図書館危機』(有川浩・著/メディアワークス)を読みました。
まずは出版社の紹介文を引きます。
有川浩『図書館戦争』シリーズ最新刊!!図書館は誰がために―王子様、ついに発覚!山猿ヒロイン大混乱!玄田のもとには揉め事相談、出るか伝家の宝刀・反則殺法!―そしてそして、山猿ヒロイン故郷へ帰る!?そこで郁を待ち受けていたものは!?終始喧嘩腰でシリーズ第3弾、またまた推参。
うわぁ~、こりゃたまらん。赤面することしきり。有川氏の妄想全開にして、今更ながら氏が女子であったことを再確認。相変わらずのツンデレぶりも最高潮にして、胸きゅんきゅん。って、五十過ぎのオッサンにこんなレビュー書かせるなっちゅうねん!!
とはいえ、恥ずかしながらシリーズ第四弾『図書館革命』も読むぞっ! なんじゃそりゃ。
余談ではあるが「床屋」というのは不適切な言葉なのか? メディアからすると、どうやら「床屋」は差別用語にみえるらしい。マスメディアってのはつくづく上から目線で心の底では他者を見下しているからなぁ。勝手に配慮された床屋さんは「おまえら何様やねん! おまえらの心の中にこそ差別があるんとちゃうんかっ!!」と怒っていいと思いますよ。マスメディアってのは実は偏見を持っているのは自分たちだと気づかないほど独善的で鈍感な奴らなのだ。あぁ、イヤだ、イヤだ。もちろん、マスメディアに携わる全員がそうだといっている訳ではないですけどね。立派な見識を持っている方もたくさんいらっしゃいます。逆に、かく言う私自身が独善的なのかもしれないな。海より深く反省。<(_ _)>