佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『ワニのあくびだなめんなよ』(椎名誠・著/文春文庫)

『ワニのあくびだなめんなよ』(椎名誠・著/文春文庫)を読みました。

 

まずは出版社の紹介文を引きます。 

毎度お馴染みさすらいの「赤マント」。はるばる北極圏ではイッカク鯨に舌鼓、東京に戻ればおとっつぁんだらけで目的なき強化合宿を敢行する。さらに瀬戸内海ではユウレイが…。世界をまたにかける「日焼けホームレス顔」作家の痛快エッセイ。連載1000回突破記念の目黒考二書き下ろし「沢野絵」論を特別収録。

 

ワニのあくびだなめんなよ (文春文庫)

ワニのあくびだなめんなよ (文春文庫)

  • 作者:椎名 誠
  • 発売日: 2010/09/03
  • メディア: 文庫
 

 

 

 

福井県勝山市の奇祭「勝山左義長」は一度でいいから見てみたいものだ。勝山市では是非「八助」で蕎麦を食べたい。シーナさんが本書の中でうまいと絶賛していた蕎麦屋助六」は実は「八助」のことを名を変えて書いているとの有力な情報を得た。蕎麦は何度でも食べたい。三食とも蕎麦でもいいぞ! 
本書の値打ちは実は巻末にある沢野ひとし氏による「椎名論」と目黒孝二氏による「沢野論」である。私にとって椎名誠沢野ひとし目黒考二木村晋介の関係は理想とする友だち付き合いと映る。『沢野字の謎』(本の雑誌社)を買ったのは言うまでもない。私にはこの本の良さがわかるはずだ。まちがいない。