佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『いっぽん海まっぷたつ』(椎名誠・著/角川文庫)

『いっぽん海まっぷたつ』(椎名誠・著/角川文庫)を読みました。

まずは出版社の紹介文を引きます。

よく行く飲み屋の仲間と料理談義をしていたシーナは、ふと考えた。麺類や味噌、鰻、醤油に餅や酒…日本には東西もしくは南北ではっきり食文化の分かれ目がある。分岐点は、どうも愛知が怪しいようだ。分断線の真実を確かめるために酔眼おとっつあん集団は、新たな旅へと繰り出した!?海から空へ、島から島へ、息つく間もなく飛び回る旅での読書の掟、現地メシの極意とは。軽妙無双の熱烈本読み&酒食エッセイ! 

  

いっぽん海まっぷたつ (角川文庫)

いっぽん海まっぷたつ (角川文庫)

 

 

  長崎県五島列島への3日間のクルーズ中に読もうと持ってきた四冊のうちの一冊。本をバッグに詰め込んで旅をするのはシーナ氏と同じ行動パターンだ。荷物が重くなるがシーナ氏曰く「重さに対するおびえより、本を持っているという精神の安定度のほうがいいんだよ」 まさに我が意を得たり。作中にシーナ氏は五島列島の椿うどんが好きだと書いている。明日は五島うどんを食べよう。暑い季節だが「地獄炊き」にしよう。原稿が締め切りに間に合わないときの目黒考二氏とシーナ氏の電話でのやりとりが面白い。