2021/12/07
『沢村貞子の献立 料理・飯島奈美 』（飯島奈美：著／齋藤圭吾：写真／リトルモア）を読んだ。
まずは出版社の紹介文を引く。
ＮＨＫ Ｅテレ「３６５ 日の献立日記」が待望の書籍化！
沢村さんが残した約２６年間の献立日記をもとに、飯島さんが料理とレシピを作るＮＨＫ Ｅテレの人気番組、３６５日の献立日記。飯島さんが日記を見つめながら、沢村さんと話をするように作った料理の数々は、季節ごとの食材がふんだんに使われて、気取りのない一品一品がとても清々しくて美しい。料理を通して、飾らない毎日の営みにたくさんの楽しみがあることを教えてくれるレシピ集です。
『ＮＨＫ Ｅテレ「３６５ 日の献立日記」』が好きで放映のたび視聴している。先日は文春文庫の『わたしの献立日記』（沢村貞子：著）も読んだ。ＴＶ番組で紹介されたレシピが知りたくて本書を図書館で借りた。
沢村家の食卓が再現され、鮮やかな写真で視ることができるのがうれしい。こうしてみると沢村さんが『わたしの献立日記』の中で「献立に大切なのは、とり合わせではないかしら。今日は魚が食べたい、とか、肉にしよう――などと主役は早く決まっても、それを生かすのは、まわりの脇役である」と書いていらっしゃった意味が良く判る。主菜を脇がしっかりと固めている。沢村さんが日々の食事を大切にし、家族や友人と過ごす時間を大切にし、堕することなく凜と背筋を伸ばして生きていらっしゃる姿が目に浮かぶようだ。
【レシピを保存したもの】
- そら豆 白ソース和
- いいむし（ひらめ、ぎんなん）
- いか外国料理 いかとわかめ ねぎ
- こうやどうふのオランダ煮とふきの煮つけ
- さやのピーナッツバタあえ
- えび入りおこげ料理
- 夏ずし
- なすの油やき
- 茄子のはさみあげ
- ほうれん草のピーナッツバタあえ
