2023/07/02
『婚活食堂 ７』（山口恵以子：著／PHP文芸文庫）を読んだ。
まずは出版社の紹介文を引く。
めぐみ食堂の新たな常連客となった大学教授の播戸は、婚活でつらい経験をしたことで、結婚に対して後ろ向きになっていた。女将の恵は、彼のことがいつになく気にかかり、婚活への後押しをすることになるが…。焼きナスの冷やしおでん、変わり枝豆、タコとアボカドのスペイン風炒め、中華風茶碗蒸しなどの季節の料理と恵との会話で、幸せに向かって一歩を踏み出す人々を描く人気シリーズ第７弾！
婚活食堂シリーズもぐんぐん読みすすめ、もう第７巻まで読み終えた。買い置きは８巻までなのでもう一巻を残すのみとなった。若干マンネリ感がただようが、こうなれば読み尽くすしかあるまい。中途半端はよろしくない。第９巻が二ヵ月前に発売になっているので、それも買った。ここまでくればこのシリーズが続く限り読んでやる。
「めぐみ食堂」で供される肴の味を想像しながら読んでいると酒を飲みたくて堪らなくなる。冷蔵庫を覗き、酒の肴を作り日の高いうちから飲み始めることになる。生活に潤いが加わった反面、体にはよろしくないかもしれない。本書に出てくる酒の肴は素人でも簡単に作れるものばかりというのが良い。巻末レシピを参考に自分で作って味わってみる楽しみがある。今日は「アサリとピーマンのカレーキンピラ」を作ってみるつもりだ。他に特に気を引いた肴は「オイルサーディンのリエット」である。材料さえ揃えれば和えるだけという手軽さが良い。酒はシリーズ前半は飲んだことのある有名銘柄ばかりだったが、最近は知らない銘柄がチラホラ出てくるようになった。本巻では「浜千鳥」（岩手）と「栗駒山」（宮城）は未だ飲んだことがない。覚えておいて、いつかどこかの居酒屋で飲んでみたいものだ。
