2024/12/01
新酒で酒店がにぎわうこの季節、今年の味はどうかとあれこれ試すのが楽しみである。先日は「美丈夫 純米」をバス旅行に携えて行った。栓を開けると「ポンッ」と音がして、微発泡と辛口の味わいが相まって「あぁ~、これぞこの時季の酒やぁ~」と舌鼓を打った。
さて本日の酒は「雪の茅舎 純米吟醸 生酒」です。炭酸こそ残っていないが、フレッシュな生酒。角のないやわらかな味わいは「雪の茅舎」らしく、上品な酒です。
肴は「八宝菜」。具は白菜、たまねぎ、木耳、海老、イカの五種。となれば「八宝菜」を名乗るには三種ばかり不足か。「五目中華煮」とでも呼んだ方がよいかもしれない。しかし酒の肴にするには、これ位の具であっさりしたほうが合う気がする。旨し。
〆御飯には白御飯に「白鹿の奈良漬け」を添え、汁は「嘉美心の酒粕」で作った粕汁。「白鹿の奈良漬け」は余計な添加物を入れないホンモノ。「嘉美心の酒粕」は甘口の酒の風味が残ったもの。
特段のご馳走ではないが、この時季ならではの贅沢。