2025/10/26
『どうしてあんな女に私が』(花房観音:著/幻冬舎文庫)を読んだ。
まずは出版社の紹介文を引く。
作家の桜川詩子は、醜い容姿がコンプレックス。それなのに、デブスな春海さくらは男達を手玉に取って、女神扱い。さくらを題材に小説を書くため詩子は、彼女の友人、母親など四人の女を取材するが―。“どうしてあんな女に私が負けるのか”。一人の醜女に人生を狂わされた女達の怒りと焦りが決壊する時、この世で最も醜い女の戦いが始まる。
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一つ前のブログに書いたとおり、本書は『BUTTER』(柚木麻子:著/新潮文庫)を読んだ流れで読んだもの。つまり実際に起こった連続殺人事件である「木嶋佳苗事件」を題材に書かれたものとして読んだ。
本書のテーマは嫉妬。女の女に対する嫉妬である。
感想としては「美醜とは他人との比較。他人と比較しなければ自分の存在価値を確認できない。それを気にしているうちは、気にせずにいられないうちは、人は決して幸せになれない」ということ。
