2025/11/18
本日の厨房男子。
大阪に「肉吸い」という料理がある。肉の吸物の意だと思うが、そんな気取ったものではなく「肉うどん」からうどんを抜いたものだろう。大阪天満の『ひろや』で朝酒をやるときなど、〆にこれを頼むのが慣になっている。
今日はそいつを作ってみた。うどんと言えば最近凝っているものがある。先日、松山に行き『アサヒ』の「鍋焼き玉子うどん」を食べて以来、鍋焼きうどんのうまさに惚れ込んだ。アルミの鍋まで買うという嵌まりようである。11月も半ばを過ぎると気温も下がってくるから、こうした煮込みものがなおさら恋しい。となれば「鍋焼き玉子うどん」のうどん抜きを作ってみようと思い立つ。名づけて「鍋肉吸い」。具は牛肉、玉ねぎ、椎茸、焼き豆腐、葱、卵。卵は後から割り入れ半熟に。大阪でたべる「肉吸い」とは別物になってしまったが、うまいんだなぁ、これが。
酒は「杉錦 山廃純米 秋あがり」。




