佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

2007-01-01から1年間の記事一覧

名古屋の老舗バー「オー・ド・ビー」に行ってきました。

確か太田和彦氏の居酒屋紀行で紹介された店だ。場所は中区錦3−13−32第4錦ビル3F、通称「錦3」にある。ドアを開けると落ち着いた雰囲気。高級感をねらっているわけでもなく、かといってノスタルジックな雰囲気でもない。バーらしいバーと云ったとこ…

名古屋「いば昇」の櫃まぶしを食す

「いば昇」で櫃まぶしを食べた。店の佇まいはいかにも老舗。落ち着いており、のれんをくぐる刹那、鰻の芳ばしい香りが鼻をくすぐる。場所は中区錦3、通称「キンサン」、繁華街のど真ん中だ。きちんとした鰻屋は注文してから出てくるまでの時間がたっぷりあ…

「夢蕎麦」食べました

「ヤマサ蒲鉾」さんの敷地にある「夢乃蕎麦」でもり蕎麦を食べました。蕎麦は夢前町産とのこと。夢前町民の私としては一度は食べておかないとイカン、ということで二週連続の蕎麦屋探訪。(ちなみに先週は「かじかの里・たなか」でした) 蕎麦は夢前町民とし…

マイケル・レヘム氏の個展に行ってきました

アフリカ・タンザニアの伝統的アート「ティンガティンガ」の描き手マイケル・レヘムさんの個展があることを知り早速出かけた。「ティンガティンガ」というのは1960年代後半から、タンザニアの首都ダルエルサラームの郊外で誕生した独特の絵画スタイルらしい…

強いぞGAMBA 「たとえ敗れようとも美学に死す」の心意気

ガンバ大阪のプレッシングサッカーが蘇った。強い。とにかく強い。前節鹿島アントラーズ戦「G大阪5−1鹿島」。今節、名古屋グランパス戦「G大阪4−1名古屋」。やはりガンバの持ち味は超攻撃的サッカー。西野朗監督の目指すFCバルセロナ型の超攻撃スタ…

とんかつ『ふなこし』でとんかつ定食(1,300円)を食す

以前から気になっていた店です。美味かったです。とんかつはじっくりカリッと揚げてあります。平たいとんかつ(草履のような形)ではなく俵型でした。脂身が取り除いてあるらしくあっさりしています。脂ののったジューシーさをねらったものではなく、肉の味…

「陰翳礼賛」(中公文庫・谷崎潤一郎著)を読む

谷崎潤一郎の随筆「陰翳礼賛」を読んだ。ヨウスイさんから読んでみてくださいと貸していただいた本だ。さすがヨウスイさん、読書家でいらっしゃる。私は高校生の頃(約30年前)に「痴人の愛」「刺青・秘密」「少将滋幹の母」など氏の本を読み耽り、「耽美…

「地才地創シンポジウム IN 西播磨」で内橋克人氏の講演を聴く

神戸新聞創刊110周年記念事業として開催された「地才地創シンポジウム IN 西播磨」で内橋克人氏の講演を聴く機会を得た。 氏の話の要約は以下のとおり。 「才」とは「人の英知」であり、知恵を働かせて地域社会を創っていく、そのようにして地域を変えて…

「かじかの里・たなか」で蕎麦を食す

本日昼、「かじかの里・たなか」で蕎麦を食べた。家からそう遠くないところにある店だが、かなり山間部に分け入ったところにあるので「本当にこんなところに店を出しているのかな」と不安に思いながら奥へ。山間の村を分け入ったところに、水車のあるお店を…

「かっぽん屋」(重松清著・角川文庫)を読む

15歳。性別男性。頭の中にあることといったらただ一つ。「ああ、かっぽんしたい」 男なら誰でもこの感覚はわかるはずだ。青くほろ苦い感覚。切なくももどかしい感覚。 本書はLPレコードのように「SIDE A」「SIDE B」に別れ、それぞれに4編の短編が収められ…

「橋ものがたり」(藤沢周平著:新潮文庫)

やらなくてはならないことがたくさんある休日だ。そのうちにと思いながら先延ばししてきた結果だ。おまけに明日は自由にならない。今日は本棚に目をやってはいけない。「ブー危険です!」「ブー危険です!」「ブー危険です!」 頭の中でアラームが鳴っている…

ニッポン居酒屋放浪記−立志編−(太田和彦著:新潮文庫)を読了

一月ほど前、私は魚町の「主水」という店のカウンターで旨い酒を飲んでいた。隣には二五年来の酒飲み仲間が座っていた。店の雰囲気から、ふと昔視たテレビ番組を思い出し友人に話した。 「以前サンテレビの番組で、中年のオッサンが全国各地を訪れ、その土地…

精霊の守り人(上橋菜穂子:著)を読了

ファンタジーとは縁がないと思っていた。しかし、クポノさんの勧めに従い読んでみた。人の仰ることは聴いてみるものである。おもしろく読ませていただきました。ありがとうクポノさん。 (以下、本文より女槍使いバルサの台詞を引用) 「ジグロが死ぬとき、…

東野圭吾「嘘をもうひとつだけ」を読了

東野圭吾「嘘をもうひとつだけ」を昨日読了。さすがである。 加賀刑事が鋭い観察眼と鋭敏な頭脳で殺人事件を解決する。推理小説のおもしろさを十分堪能できる内容だ。意外性があり読み手を飽きさせない。 短編集なので軽く読める。従って、氏の作品の魅力の…

ゴラン高原「叫びの谷」

ゴラン高原は、シリア南西部に位置する岩地の高原で、軍事戦略上の要地である。ヨルダン川流域を見渡せることから、水源確保の意味でも重要な拠点となっている。「水を制する者が中東を制する」といわれるくらい、中東にとって、水は命綱である。 1967年の第…

尾道ラーメン「つたふじ」

今日、明日と社員のバス旅行。今回の旅の目的は、一、尾道ラーメンを食す。二、道後温泉で酒池肉林の大宴会を催す。三、呉「大和ミュージアム」と「てつのくじら館」を見学する。 バス旅行でいいのは、車中で酒を飲みながら移動できるところである。まずは「…

C・D・Bブライアン「偉大なるデスリフ」(村上春樹訳)を読む

偉大なるデスリフ (村上春樹翻訳ライブラリー)作者:C.D.B. ブライアン出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/09/01メディア: 新書フィッツジェラルド「華麗なるギャツビィー」ファンならではの本。 訳者の思い入れもひとしおだ。 しかし、物語としての…

名古屋の飯は? 一勝一敗!

予定が狂ってしまった。 予定では、前日夜(24日)から名古屋に乗り込んで、 老舗バー「オー・ド・ビー 」でギムレットを飲んで、 お昼をゆっくり「あつた蓬莱軒」で「ひつまぶし」を頂いてから会議。 会議終了後は「いば昇」で再び「ひつまぶし」。 「あ…

「一徹らーめん」を食す

以前、K氏がブログに書いておられた「一徹らーめん」を、 今日ついに食べてきた。K氏は特にスープを誉めておられたので、 どんなスープかと期待して行ったのだが、期待に違わぬ極上スープであった。 味が深い、というより、味に拡がりがある。何ともいえな…

ATOK万歳

日本語入力システムをATOK2007に変えた。さくさく変換してくれる。 やっぱりええなぁ〜。 マイクロソフトには悪いが、日本語入力システムはATOKに限る。 ストレスがかからない。 変換候補を選ぶまでもなく、まさしく思い通りの漢字に変換してくれる。 さすが…

村上春樹訳で「ロング・グッドバイ」を読む

レイモンド・チャンドラーの名作「長いお別れ -THE LONG GOODBYE-」を村上春樹訳で読んだ。ロング・グッドバイ作者:レイモンド・チャンドラー出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/03/08メディア: 単行本私は20年近く前にこれを清水俊二氏の訳で読んでい…

GAMBA快勝

浦和に5−2で快勝。 (v^-^v) 51’ 二川のゴール。 54’ 家長のゴールとたたみかけゲームを決めた。 ツオイ! メチャクチャ ツオイ! 63’には細貝にミドルシュートを決められ2点目を失ったものの 危なげない勝ち方であった。 A代表に遠藤、橋本、加治…

雨中の熱闘 ガンバ大阪 VS 浦和レッズ

9’ ガンバ・シジクレイがコーナーキックをヘッドで決めれば 17’ レッズ・永井が小野のセンタリングをゴールへ流し込む。 さすがJリーグの2強対決だけあって、最悪のコンディションの中 緊迫したゲームだ。 豪雨の中でもボールは良く走る。両チームのレ…

ロバート・B・パーカー「笑う未亡人」を読む

台風4号の影響で今日は相当な雨が降りそうだ。ゴルフもキャンセル。 今日は読書三昧とするかと、スペンサー・シリーズ第29作「笑う未亡人−Widow's Walk−」を読んだ。笑う未亡人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-42 スペンサー・シリーズ)作者:ロバート B.パ…

花の塩

ホテル日航姫路の「銀杏」というお店で鉄板焼きをいただいてきた。 久しぶりの家族外食だ。旨かった。 いろんなタレや調味料があったが、塩だけで十分だった。 塩は結晶の大きな珍しいものだったのでどこの塩かと訊いてみると、 石川県の「花の塩」というこ…

スカパーで LIVE EARTH を放映している。

6:00からはLONDON。 JAMES BLUNT が唄ってる。 「Wide World」って曲。誰の曲だっけ???? 沁みる・・・・・

夏野菜が旨いぜ & 怖い話

夏野菜が旨い。 畑に立派なゴーヤーが何本もなっている。 毎日、チャンプルーを食えるぜ。 キュウリ、ピーマン、しし唐も旨い。 まるで青虫になった気分だ。 そして、なんといっても茄子。漬物によし。焼き茄子にしてよし。 天ぷら、麻婆茄子大好きなのだ。…

源氏鶏太「幸福さん」を読む

私はやはり源氏鶏太が好きだ。中学生のころ、叔父の部屋にある文庫本を拝借して読んでいたものだ。最近になって懐かしく思い、古本屋で購入した氏の本を読んでいる。「幸福さん」は昭和34年の初版発行である。私が生まれた年だ。古臭いといえばそうなのだ…

土佐料理「司」で酒を飲む

個人的にちょっとしたお祝い事があり、大阪・奈良方面在住の知人がお祝いの席を設けてくれた。 場所は土佐料理「司」である。酒は土佐らしく「海援隊」、米焼酎25度。清酒「酔鯨」も呑んできた。料理の中で「どろめ」というものが初めてだった。鰯の稚魚らし…

藤沢周平「たそがれ清兵衛」を読む

藤沢周平の短編集「たそがれ清兵衛」(新潮文庫)を読了。 2年ほど前、先に山田洋次監督、真田広之主演の映画をDVDで見ていたので、文庫本を持ってはいたがそのうち読もうと1年以上放っていたものだ。読んでみてわかったのだが、映画と原作では話のすじ…